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2012 谷根千 SAKURAアーカイブ (エリア1)

桜満開の4月7日(土)に江戸小京都の谷中・根津エリアを散策してきました。広重 Hiroshige「江戸名所百景」の番外編として掲載しますのでご覧ください。スタートは、鶯谷駅南口で、寛永寺から桜木、谷中、根津をめぐるショートコースです。花見の季節以外にも谷根千散策の参考になるかと思いますので、ご高覧いただければ幸いです。

写真 12-04-07 12 04 01_R

【エリア1 東叡山寛永寺近辺】

徳川氏の菩提寺である上野の寛永寺は、徳川氏が幕府を開いたあとに新規に造営したという点で芝増上寺とは異なる。上野の丘を京都の比叡山にならって東叡山とし、現在の上野公園を含む丘のほとんどを寺の施設で埋め尽くすなど、まさに徳川氏の権威の象徴そのものであった。現在の国立博物館と噴水一帯が大伽藍の中心であったが、惜しくも慶応4年(1868)の上野戦争でその建造物のほとんどを焼失させてしまう。現在はかつての末寺の大慈院跡の地に本堂を構え、ひっそりと徳川氏霊廟を守り続けている。

写真 12-04-07 18 35 34_R
 1.寛永寺根本中堂

 根本中堂と言えば、比叡山延暦寺の代名詞である。
 寛永寺は、東国の延暦寺の意で東叡山を冠して
 いたから、上野の山にも根本中堂は必須である。

 オリジナルの根本中堂は上野戦争で焼失してしまったが、
 明治12年(1879)に春日局ゆかりの喜多院本地堂が
 川越からここに移築され、根本中堂が復活した。
 巨費を投じた移築は、寛永寺の起死回生の意地であった
 ということだろう。

 喜多院本地堂は、寛永15年(1638)の建造というから、
 徳川全盛時代のオリジナルの遺産である。
 それをここで見られるという点で、上野の根本中堂は、
 史跡としての価値が高い。



写真 12-04-07 11 59 16_R
2.檀家講堂

寛永寺のいたるところで見ることの
できる三葉葵の紋所は、筆者のような
佐幕派には眩しく、そして感慨深い。 



写真 12-04-07 20 27 48_R
 3.徳川家綱霊廟勅額門

 寛永寺の霊廟には、歴代15人の将軍のうち、
 四代家綱、五代綱吉、八代吉宗、十代家治、
 十一代家斉、十三代家定の六将軍の霊が
 埋葬されている。

 かつてそれぞれの霊廟には、勅額門と称する
 立派なエントランスが存在していたが、戦災などで
 焼失し、現在残るのは、家綱と綱吉の2つの勅額門
 のみである。(いずれも肝心な勅額は喪失)

 霊廟そのものは非公開であるのだが、勅額門
 だけでも真近に見られるのはうれしい。


写真 12-04-08 1 46 32_R
 4.国際こども図書館

 これは、もともと明治39年(1906)に帝国図書館として
 建てられた上野を代表する歴史的建造物のひとつである。
 昭和4年(1929)に増築され、最近(平成12年)になって
 現在の安全基準にあわせて全面改装された。
 
 外装をできるだけ尊重しながら、シャシーに根本的な
 改造を加える様は、今やっている辰野金吾の東京駅の
 保存施策と同じ指向だ。巨費をかけて文化財を保護し、
 維持してゆく姿勢は心から支持したい。



写真 12-04-08 1 47 41_R
 5.東京藝術大学赤レンガ2号館
 
 煉瓦つくりの校舎を背景に桜を一枚撮ってみた。
 桜とクラシカルな西洋建築との対比は、明治時代に
 描かれた錦絵のように美しい。

 この建物は、明治10年(1877)に教育博物館書籍
 閲覧所書庫館として建設されたものだ。
 現在は芸大音楽学部の校舎として使われているが、
 老朽化のため、解体が計画されているという。
 これも、是が非でも保存すべき遺産であろう。



【写真撮影地】
図1a

図1b
■ 上記地図は江戸明治東京重ね地図より作成
■ 写真はいずれも2012年4月7日 筆者撮影 【撮影機材 Canon S/100

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2012.04.25

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