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第10景 神田明神曙之景

第10景 神田明神曙之景 安政4年(1857)9月 改印
かんだみょうじん あけぼののけい

第10景神田明神曙之景

神田明神は、天平2年(730)創建の古い神社で、もともとは現大手町の将門塚近辺にあった。慶長5年(1600)、徳川家康が西軍との直接対決を前にこの社で戦勝祈願をしたところ、神田祭りの日、すなわち9月15日に関が原で勝利したことから、毎年この日には、山王祭と隔年交代で、御用祭とも天下祭とも言われる将軍上覧の盛大な祭りが行われるようになった。こうしたこともあり、この神社が江戸総鎮守と言われるようになる。元和2年(1616)、江戸城郭拡張工事に伴い、城の表鬼門守護の場所にあたる現在の地に移動した。

さて、ここは、眺望の名所である。ここは、本郷台地中腹の東崖に面した高台にあたり、景色がとてもよかったという。ちょうど外神田(現秋葉原近辺)や隅田川を越えてて本所一帯を見下ろすような感じで、晴れた日には房総の山々や筑波山も見渡せたのではないだろうか。同じく本郷台地から北東を見下ろしたものに、「第117景の湯しま天神坂上眺望」があるが、いまはこんな眺望を望むべくもない。

この第10景は、神主、巫女と思われる姿が東側を見ており、タイトル通り曙を待っている図には違いないのだが、縁台に庶民がいない。したがって、元旦ではなく、普段の朝の情景だろう。しかし、中央の松がいかにも邪魔だ。夜明けを阻む何かを暗示しているのだろうか。

江戸図10【安政3年(1853)実測復刻江戸図より作成】
010神田明神曙之景a

現代図10
010神田明神曙之景b

関連する風景

■ 第51景 糀町一丁目山王祭ねり込
■ 第117景 湯しま天神坂上眺望
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