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2012 谷根千 SAKURAアーカイブ (エリア2)

【エリア2 桜木/谷中近辺】

上野方面から谷中に突入する際の玄関口となるのが桜木交差点だ。このあたりは、クラシカルな商店建造物が残る露店博物館ともいえるエリアである。資料館として使われている「旧吉田屋酒店」、和菓子屋の「岡埜榮泉」、珍スイーツの「愛玉子」などは、下町でありながらも、谷中らしい上品な佇まいを見せる。

写真 12-04-07 12 32 44_R

写真 12-04-08 1 49 28_R
 7-1.旧吉田屋酒店
 
 昭和61年まで谷中6丁目で営業していた「吉田屋酒店」
 の店舗を移築整備し、下町風俗資料館付設展示場とし
 て無料で一般開放している。

 谷中の観光ガイドなども置いてあるので、散策前に立
 ち寄るといいだろう。 



写真 12-04-08 1 53 28_R
 7-2.旧吉田屋酒店(館内)

 写真は館内展示物である当時の広告用の
 ポスターだ。サクラビールの文字が見える。
 大正期までの女性の描写は、どことなく
 歌麿などの浮世絵美人画を踏襲している
 趣があり興味深い。
 酒屋だが、残された看板などから、塩など
 も扱っていたことがわかる。



写真 12-04-08 1 50 53_R
8.岡埜栄泉

谷中の「岡埜栄泉」は、上野駅前の菓子匠
として良く知られる「岡埜栄泉総本舗」の
暖簾分けで、明治33年よりこの地で営業
を続けている。

看板と暖簾の文字が逆方向であるが、掲示
された時代が異なるのか、まさに世代を越え
た老舗の風格をここに見ることができる。

映画のセットでそのまま営業しているよう
な渋い店だ。



写真 12-04-08 1 57 06_R
 9.愛玉子(おーぎょーちー)
 
 これは珍しい台湾デザートの専門店だ。
 寒天みたいなものにシロップをかけて
 食べるそうなのだが、シロップの種類が
 いくつかあり、味にはいくつかバリエー
 ション
があるらしい。
 家屋には、よく言う昭和感が漂っている。
 

写真 12-04-07 12 43 21_R 愛玉子を超えた次の交差点を左に折れると、いよいよ
 小京都の風情が漂う谷中寺町ゾーンへと突入する。
 この季節まず目を引くのは、当ページ冒頭に掲載した
 10.自性院の垂れ桜である。小ぶりではあるが、写真の
 ように圧巻であり、地味な印象の寺町に華やかさを
 添えている。


 11.大泉寺山門

 天台宗の大泉寺は、慶長16年(1611)創建だから、
 寛永寺よりも古いお寺ということになる。

 上野戦争で焼けた山門(写真)は、平成3年になっ
 てやっと再建されたというが、違和感なくここ谷中
 の風景に溶け込んでいる。
 

写真 12-04-20 23 54 19_R
 12.蓮華寺山門 

 蓮華寺は、寛永7年(1630)創建の日蓮宗の寺院
 である。特徴的な朱色の山門は創建当時のものだ。
 
 山門の奥に見える本堂は、江戸後期のもので、赤門
 とは対照的に地味であるが、鄙びたいいムードを
 醸し出している。
 

写真 12-04-21 0 01 43_R
 13.延壽寺 
 
 延壽寺は、明暦2年(1652)創建のこれまた日蓮宗
 の寺院だ。健脚の化身といわれる日荷上人に捧げら
 れた履物絵馬が珍しく、そして楽しい。

 日荷上人は、金沢文庫の称名寺から身延山まで、
 仁王を担いで搬送した伝説から健脚の化身と言われて
 いて、今なお、多くのアスリートがリスペクトして
 やまないという。
 

14.みかどパン店

この辺りは江戸時代の区画がそのまま残っているので、江戸時代の切絵図で充分散策ができる。そんな谷中に三丁目の夕日に出てくるようなクラシカルな商店家屋がある。昭和初期の木造家屋だが、筆者に言わせればこういうのこそ文化財登録して文部科学省が責任持って保護すべきだろう。いつかコンビニにでもなってしまうのだろうか?とても心配である。

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写真 12-04-07 12 52 29_R
 15.三浦坂

 この写真でいうと、この坂の右側の一帯に
 岡山勝山藩三浦家の下屋敷があった。
 それに因んで、この坂を三浦坂という。

 寺や大名屋敷は、例外なく水はけのいい丘
 の上にあるので、寺町には大抵、門前町へ
 と通じる下り坂がある。
 ここは江戸時代の雰囲気を今に残す、
 パーフェクトな坂道だ。つまり、暗く狭い。

 これを下ると、根津権現の門前町に至る。
 


(撮影場所)
図2a

図2b
■ 上記地図は江戸明治東京重ね地図より作成
■ 写真はいずれも2012年4月7日 筆者撮影 【撮影機材 Canon S/100

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